どうもこんにちは。かげやまです。
音の葉の夕べ
トリオカルディアシリーズ
最後を飾る、3人目は
ピアニスト、高橋亜侑美さんです。
…間違えました。
高橋亜侑美さんです。
高橋さん、昨年末に休みを取って
念願のドイツを訪ね歩いてこられたそうです。
ミュンヘンから入って
ニュルンベルグ、ローテンブルグを経て
ライプツィヒへ。
聖トーマス教会では、バッハの像も。
その後は、ベルリン、ロストック
バルト海を見て、ハンブルグ。
クリスマスの日の夜には
ミュンヘン州立劇場で
くるみ割り人形のバレエ公演を観るなど
とても密度の濃い、充実した
9泊11日だったそうです。
「ドイツでは
何もかもが大きくてびっくりしました。
ドアノブが顔の位置にあったりして
小手先では開けられない。
身体の芯から動かそうとしないと、動かない。
きっと、楽器の演奏もそうなんだろうなって。」
同じピアノでも
小手先で弾くこともできれば
身体の芯から弾くこともできる。
ドイツに暮らす人々は
そうした身体運用を
日々の生活の中から
自然と身につけているのかもしれませんね。
であるなら
ドイツの作曲家の曲を弾くのであれば
尚のこと…。
実は高橋さん
高校くらいまでは
フランスの音楽の方が好きだったそうです。
ドイツの音楽というと
がっちりしていて
重くて、堅くて、というイメージ…。
でも今や
「好きな曲」と聞かれると
ベートーヴェンのピアノソナタと
答える高橋さん。
「今回の音の葉の夕べでは
特に、ドイツの『美しい曲』を
ご紹介したいと思います。
この曲たちを聴いたら
気持ちよくなって
もう帰りたくなくなっちゃうような(笑)」
ドイツの3大B。
バッハ ゴールドベルク変奏曲よりアリア
ベートーヴェン ピアノソナタ第30番第1~2楽章
ブラームス 6つの小品よりインテルメッツォ
電子ピアノでのお届けとはなりますが
お店からの帰路
頭の中では美しい旋律がリフレインし
うっとりするような時間に
包まれるのではないかと思います。
みなさまのお越しを、お待ちしております。音の葉の夕べ
日時: 2014年6月5日(木) 19:30~20:45頃
参加費: 2,000円(ワンドリンク込み) *ぶんじ、使えます。
中学生以下 1,000円
定員: 15名
進行役: かげやま
お申込み: メールかお電話にてご予約承ります。
info[at]kurumed.jp / 042-401-0321(9時~23時までOK)
高橋さん
ドイツでもう一つ印象に残ったことは
ストリートミュージシャンたちが
クラシックを演奏していることだったそうです。
G線上のアリア
タイスの瞑想曲
中にはバンドネオン一つで
ヴィヴァルディの『四季』を弾いてしまうような
強者もいたとか。
確かに日本では
あまり想像できない状況かもしれませんね。
この4月には
ポーランドのオーケストラと共演し
ラヴェルのピアノ協奏曲を演奏したり
(聴かせていただきました。すごかった)
来年3月には
ソロでのリサイタルも控えている高橋さんですが
一方、前述のような「ストリート」なイメージとも
高橋さんのピアノなら
無理なくシンクロするなあと感じるのは
自分だけでしょうか。
そんな彼女の『音楽』の深みと楽しさ
至近距離で味わいにいらしていただけましたらと思います。
クルミドコーヒーでお待ちしております。高橋亜侑美(たかはし・あゆみ)
国立音楽大学附属高等学校を経て、同大学演奏学科鍵盤楽器専修ならびに鍵盤楽器ソリストコース修了。2009年度国立音楽大学国内外研修奨生。第80回読売新人演奏会、第35回東京同調会新人演奏会等に出演。ダン・タイ・ソン、ミシェル・ベロフ、故長岡純子、若林顕、練木繁夫の各氏の特別レッスンを受講。2012年3月同大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻を修了。在籍時、同大学ピアノ科の講義の助手を務める。ピアノを内藤由里子、星野安彦、出羽真理、加藤一郎の各氏に師事。
現在、後進の指導にあたりながら、ソロ・室内楽の演奏活動を幅広く行っている。
<トリオカルディア>メンバーとして、2014年3月パームツリーミュージックより『CONCENTRATION』をリリース。
高橋亜侑美さんのブログ:ayumiのブログこれまでの音の葉の夕べ
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バッハと棒人間 ~日野真奈美:フルート(5/22)~
シャコンヌの夜 ~星野沙織:ヴァイオリン(4/17)~
ウィリアム・ギロック ~新明知美:ピアノ(3/27)~
寄り道 ~下払桐子:フルート(2/20)~
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ドイツの美しい曲 ~高橋亜侑美:音の葉の夕べ(6/5)~
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