どうもこんにちは。クルミドスタッフのいまだです。
2012年11月から続けてまいりました「音の葉の夕べ」
音楽と1杯のコーヒー(ハーブティーもあります)とともに、
音楽や演奏家の舞台裏をご紹介する会、5月からは新たに、
ヴァイオリニストの山口優香さんをお迎えしております。
4歳の頃に自分で手に取って始めたというヴァイオリン。
「もう一度音楽を始めた頃に戻れたとしたら何の楽器を選びますか?」
という質問に、
少し時間を置きながらも、
「自分はヴァイオリンを選ぶと思いますね。」
「ヴァイオリンは自分に合ってるのではないかと思うんです。」
と答えてくれた山口さん。
彼女の演奏をはじめて聴いたとき、思わず頷きました。
ーーー
また今回、打ち合わせのときに、山口さんから
「ヴィルトゥオーソ」という言葉を教えてもらいました。
○ヴィルトゥオーソとは——
一般的には、演奏家の「超絶技巧」や「超絶技巧を魅せる演奏家」と訳されるようです。
彼らは、その卓越した技術や、譜面どおりに演奏しない、などの自由な演奏から、
「見せびらかし」のようなイメージをもたれることもあり、
19世紀においても今日においても、文脈によって良い意味でも悪い意味でも捉えられます。
ただ19世紀という時代の大きな流れを捉えると、
この「超絶技巧」はただの見せびらかしのためのものではなく、
当時の音楽家が生きる道として選んだものであると言うことが出来るのではないか
という話が出まして。
また、そこから、
「宮廷を離れ、サロンで奏でられる身近な音楽」などクルミドコーヒーという場所で奏でられる、
音の葉コンサートの音楽と、どこか通じるような言葉も出てきました。
ちなみに、6/27(木)に行われる第2回では
ジョルジュ・ビゼー作曲のオペラ『カルメン』をテーマにお届けします。
オペラ『カルメン』を題材に
3人の作曲家達によって作られた「カルメン幻想曲」について
それぞれの違いなどふまえながら
山口さんに説明していただき、弾いていただきます。
音の葉の夕べ
- - - - - - - - - - - - - - -
山口優香(やまぐち・ゆか) ヴァイオリン
第1回 5月23日(木) 19:30~21:00
第2回 6月27日(木) 19:30~21:00
第3回 7月25日(木) 19:30~21:00
---------------------------------
□プロフィール
東京音楽大学を経て、同大学院修士課程修了。
在学中、ソロ.室内楽定期演奏会オーディション、
シンフォニーオーケストラヨーロッパ公演オーディション等合格。
また弦楽器学内選抜者によるアンサンブルエンドレスのメンバーに選ばれ演奏会出演。
コンクールに多数入選。
---------------------------------
♪好きな曲
シューマン/ヴァイオリンソナタ 第2番 ニ短調 op.121
初めて聴いた時から、この曲の虜になりました。
シューマンのその人生を語るような、
そしてシューマンの心の流れが
1つ1つの音に乗って表現されているような繊細で美しい音楽。
この曲を弾くたびに、私は説明出来ない感情の波にのまれ、
当時のシューマンの苦しみが手にとるようにわかる。
自分自身も苦しくなり、もっともっとこの曲を表現したくなる。
---------------------------------
いずれも定員15名様につき
事前に店頭かお電話かメールにてご予約ください。
042-401-0321 (9:00~23:00までOK!)
info[a]kurumed.jp
参加費は1,000円です。
(ワンドリンク込み。地域通貨ぶんじ、使えます! *100ぶんじまで)
みなさまのお越しを、お待ちしております
↧
(更新)ヴィルトゥオーソの世界へようこそ—山口優香(音の葉の夕べ)
↧