サックスという楽器の名前
ほとんどの方が聞いたことあるのでは。
そして、だいたいの形も想像できるのではないでしょうか。
そして、サックスといえば、
ジャズ!
ビッグバンド!!
といったイメージが強いかもしれません。
私も、今回の演奏者、赤木俊祐さんのお話を聞くまではそうでした。
しかし、実はクラシックの演奏においても、
サックスは使われると言うのです。
(当然知ってるよという方、すみませんm(_ _)m)
そもそも、サックスはそもそも
どのようにして生まれたのでしょうか。
サックスは
アドルフ・サックスさんという方が1846年に特許を取得し、誕生!(正式には、「サックス・ホーン(管楽器)」で「サクソフォン」)
そして、もともとはクラシックの演奏向けにつくられた楽器なのです。
1846年というと、バッハ、ベートヴェンは間に合わないものの、ドビュッシーなんかはギリギリ1曲書いています。
(ラヴェルの『ボレロ』にもソロパートが存在します)
ただ、こうした一部の作曲家には受け入れられたものの
魅力的な奏者がなかなか現れなかったこともあり、
曲もそこまで多く書かれず…
サックスさんが創設したパリ音楽院のサクソフォン科も1870年には閉鎖になってしまったようです。
しかし、1942年その状況は1人の人物により一変します。
マルセル・ミュール
当時、最高の奏者であり、最高の指導者と言われていた
彼の存在により、サクソフォン科は見事に復活。
たくさんの演奏家、指導者を育てただけでなく、
自らも率先して演奏を重ねていきます。
こうして、ミュールがフランスにおいて
サクソフォンにおけるクラシックの領域を発展させていたのと
ちょうど同じ時期
サクソフォンはアメリカ大陸に渡り、
ビッグバンド、そしてジャズの演奏で重用され、
重要なポジションを確立していきます。
こうして、ジャズ、クラシック。
お互いの領域において
サックスの演奏、作曲は重ねられていきます。
さて、今回の音の葉の夕べ
ゲストはサクソフォン奏者の赤木俊祐さん
クラシックとジャズにおけるサクソフォンの演奏は、
全く別物とも言われており、
演奏者もどちらかの領域を専門で演奏することが多いのですが、
今回、「みなさんにサクソフォンの魅力を少しでも感じていただけたら」
という赤木さんの想いで、ジャズ、クラシック、どちらの曲も演奏してくださいます。
更に更に、
「ソプラノ」「アルト」「テナー」「バリトン」
という4種類のサックスをお持ちいただき、
それぞれ1曲ずつ演奏してくださることになりました
ジャズとクラシックという
2つの世界におけるサクソフォンの存在
そして、
「ソプラノ」「アルト」「テナー」「バリトン」
それぞれの音色をお楽しみいただける
そんな、ちょっと贅沢な一夜になりそうですプログラム
・P.ボノー 「カプリス」
・ロバ 「KABUKI」
・バッハ 「無伴奏チェロ組曲」
など音の葉の夕べ
日時: 2014年9月25日(木) 19:30~20:45頃
参加費: 2,000円(ワンドリンク込み) *ぶんじ、使えます。
中学生以下 1,000円
定員: 15名
進行役: 今田 順
お申込み: メールかお電話にてご予約承ります。
info[at]kurumed.jp / 042-401-0321(9時~23時までOK)赤木俊祐(あかき・しゅんすけ)
岡山県岡山市出身
静岡大学教育学部芸術文化課程音楽文化専攻を卒業
尚美ミュージックカレッジ専門学校コンセルヴァトアールディプロマ科を修了
第1回チボリジュニアサクソフォンコンクール(現・くらしきジュニアサクソフォンコンクール)1位、第10回大阪国際音楽コンクール入選などを受賞
ディプロマ科在学中に選抜フレッシュコンサートに出演
2013年に岡山フィルハーモニック管弦楽団と共演
2014年には岡山ルネスホールにおいてリサイタルを開催し好評を博す
これまでにサクソフォンを宗貞啓二、北山敦康、原博巳の各氏に、室内楽を中村均一氏に師事。
現在は東京を中心に故郷岡山や静岡でも演奏活動・楽器指導を行う
個人としての活動を中心に、「Aria Saxophone Quartet」
「Ensemble L’avenir」、「Duo Ishiyama-Akaki」など様々な団体に所属し活動している。これまでの音の葉の夕べ
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しゃべるように叩く ~三矢真之:パーカッション(8/14)~
天からの声 ~小武内茜:ファゴット(7/10)~
ドイツの美しい曲 ~高橋亜侑美:ピアノ(6/5)~
バッハと棒人間 ~日野真奈美:フルート(5/22)~
シャコンヌの夜 ~星野沙織:ヴァイオリン(4/17)~
ウィリアム・ギロック ~新明知美:ピアノ(3/27)~
寄り道 ~下払桐子:フルート(2/20)~
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サックス、2つの世界 ~赤木俊祐:音の葉の夕べ(8/25)~
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